2020年11月10日にアゼルバイジャンとアルメニアの軍事衝突に関する停戦合意が発行されました。
しかし、アゼルバイジャンのバクー近郊では、10日に詳細不明の爆発が発生したようで、まだ予断を許さない状況のが続いているとのことです。
また、主要都市で発せられている厳戒令は解除されておらず、引き続き21時〜翌6時までの外出禁止令が続いています。
また、大都市で外国人に対して、テロやその他トラブルに巻き込まれないように細心の注意をするように言われています。
以下が現在の詳細となっています。
- 10日未明、アゼルバイジャン・アルメニア・ロシア三か国の声明により停戦合意が発表されました。合意は既に発効しており、戦闘停止、ロシア平和維持軍のナゴルノ・カラバフ地域(コンタクト・ライン等)への展開、及びアゼルバイジャン西部とナヒチェヴァン自治共和国との間の輸送の安全の確保等が規定されています。
- 10日未明の報道によれば、バクー近郊のスムガイト~フルダラン方面において、大きな爆発があった模様です。アルメニア側からのミサイル攻撃であった等の情報がSNS上に流れていますが、政府機関による発表は未だありません。
- 上記停戦合意が結ばれたところではありますが、停戦の実効性や戦闘再発の可能性については予断を許さない状況です。バクー、ゲンジェ、スムガイト、ミンゲチェヴィル等の各都市における21時~翌6時の外出規制を含む戒厳令ついても10日12時時点では解除されていません。在留邦人・出張者等の皆様におかれましては、ご自身でも引き続き情報収集に努め、不要不急の外出は控えてください。
- 最近、市街において戦勝祝賀集会が散発的に発生しています。人が多く集まる場所ではテロの可能性も高まります。集会においてテロその他のトラブルに遭遇することのないよう、人込みや繁華街を避ける等の自衛手段をとり、警戒心をもって行動してください。
停戦合意が遵守されることを望みますが、まだ予断を許さない状況が続いております。
最新の情報を確認して行動するようにしてください。
コメント